練習方法

ピアノ初心者はまず何からはじめるべきか?

ピアノを弾けるようになりたい!と思っても、実際やってみるとわからないことだらけ…何から始めて良いのかもわからない…実際に練習できずにずいぶん日にちが経ってしまった、諦めてしまったという方もたくさんおられると思います。

そこで、弾けるようになる長い道のりの最初の一歩を踏み出せるように、まず初心者は何から始めるべきか?をアドバイスしていきたいと思います。

学び方を考える

学び方を考える

大きく分けて二つの学び方があります。

教室に通い、講師の師事を受けて学ぶ方法と、独学で学ぶ方法の2通りです。それぞれにメリット・デメリットがあります。

講師の師事を受けて学ぶ方法

まず、教室に通い、講師の師事を受けて学ぶ方法についてです。

やはり、講師のレッスンを受けるのが上達への近道です。基礎から学ぶことができ、コツをつかみやすく、気軽に相談もできます。そして、定期的にレッスンを受けることで、モチベーションを維持できます。

モチベーションを維持できることによって、自宅での練習時間も確保しやすくなります。

しかし、自分に合った教室や講師を探すのに苦労することもあります。講師との相性は、レッスンを大きく左右しかねません。

そして、レッスン代が発生します。

独学で学ぶ方法

次に、独学で学ぶ方法です。

自分で楽譜を見ながらゆっくり練習し、自分のペースで進めることができます

今は、インターネットで動画配信されていたり、DVDで弾き方を見たり、教則本なども多数販売されております。そういったものを駆使し、練習に励むことができます。

しかし、独学では超えられない壁にぶつかることも多いかと思います。その時に、モチベーションの低下、最悪、そのまま放置してしまい弾けないままになってしまうことも…。そして、基礎をうまく学べないと、変な癖がついてしまい、今後のピアノ演奏に響いてきてしまうこともあります。

いずれの場合も、肝心になってくるのは、基礎練習と自宅練習です。

基礎練習はこの先どんなに弾けるようになっても続けるべき重要な練習です。基礎練習も応用練習も、自宅での練習時間を確保しなければかないません。この2点を考慮したうえで、ご自身に合った学び方を見つけてみましょう。

楽器の準備

楽器の準備

「楽器の選び方」の項目を参考に、自分に合った楽器を選び、準備しましょう。

いずれの楽器を選ぶにしても、実際に目で見て、触ってみることが大切です。楽器店や中古販売店に足を運んでみましょう。

その中で、自分の中でしっくりくるお気に入りの相棒を見つけてみてください。愛着が湧くことで、練習時間も増え、上達するきっかけになることでしょう。

そして、もう一つ重要なポイントが、悩みすぎて、楽器選びに時間をかけすぎてしまわないようにすることです。決められず、楽器選びに時間がかかりすぎてしまうと、ピアノが弾けるようになりたい!と思う情熱が、クールダウンされてしまい、ここでまた足止めを食らってしまう可能性があります。

自分に合った1台を見つけることが目標ではなく、あくまでもピアノを弾けるようになることが目的であることを忘れないでください。

先ほど述べた、愛着については、弾き込んでいくうちに湧いてくることもあります。ですので、過剰にお気に入りにとらわれすぎないようにしましょう。

これだ!と思った楽器に出会ったのに、予算的に、住環境的に準備できないといった場合もあるかと思います。あるいは、お気に入りが見つけられず困ってしまう場合や、いざ大きな買い物にためらってしまう場合もあるかと思います。

そんな時は、「楽器レンタル」というサービスを使う手をお勧めします。欲しい楽器を目標に練習に励んだり、いろいろ試しながら時間をかけて選びたいときに非常に有効な手段です。

様々な方法を使い、お気に入りの相棒を見つけてみましょう。そして、少しでも早く楽器を準備し、ピアノを弾けるようになる第一歩を踏み出してください。

教本を選んでみる

教本を選んでみる

学び方の方向性も決まり、楽器の準備もでき、いよいよピアノを練習する環境が整ったとします。しかし、いざ鍵盤の前に座ってみたら、手も足も出ない…これが現実です。準備が整ったら、弾けるようになるなんて夢のような話です。

そこで、何からはじめてみるか?それは、教本を2冊購入してくることです。

基礎練習の教則本1冊と、自分の弾きたい曲が載っている練習曲の楽譜1冊です。それぞれ、教本には難易度が記載されている場合がほとんどなので、それを参考に「入門編」「超初級」「初級」あたりから選ぶとよいかと思います。

教則本について

基礎練習の教則本は、指の動きや腕の使い方、体の使い方、楽譜の読み解き方や、表現の仕方など、今後の演奏に大きくかかわってくる重要なことがたくさん詰まっています。

一気に全てのことはマスターできないので、スモールステップを意識し、一つずつ着実に身に着けていけるように、繰り返し練習しましょう。何度も何度も練習し、体得することが重要です。基礎練習の積み重ねが、ピアノを弾けるようになるということと言っても過言ではありません。

練習曲について

そして、もう1冊の自分の弾きたい曲がのっている楽譜は、簡単でも良いので今弾いてみたい1曲を選びましょう。例え簡単でも、短くても、形になるとやはり楽しく、うれしいものです。

モチベーションを維持するためにも、難しくないものを選んでください。練習になれてきて、自分のライフスタイルの中に「ピアノ」が組み込まれてきたら、長期的に練習できるような難易度で、あこがれの1曲を取り入れてみるのも良いかもしれません。

そして、基礎練習が進めば、より表現豊かに弾けるようになってくることでしょう。

楽譜が読めない場合は?

楽譜の読み方がさっぱりわからない場合は、まず5線の読み方だけは、マスターしましょう

楽譜には、様々な情報が詰まっています。それを読解するにはかなりの時間を要します。技術の向上とともに身についていくことや、学習していくと良いので、まずは5線にのっている音符が読めるようにすることを目標にしましょう。そのことに特化した教則本もあります。

経験年数が増え、保持している楽譜がどんどん増えていくことも、励みになり、練習の糧になると思います。

弾けるようになってからも初心に帰って、初期のころに弾いていた楽譜で演奏すると、純粋な気持ちで楽しめることもあります。ピアノを弾いていくうえで、楽譜は財産とも言えます。ぜひ、出し惜しみせず、様々な楽譜に触れてみてください。

載っているすべてを弾ききらなくても良いのです。経験者の方や講師等に相談しながら、楽譜探しをすることをお勧めします。

たくさんの音楽に触れてみる

たくさんの音楽に触れてみる

ピアノを弾きたい!と思ったいきさつは様々あるかと思います。誰かの演奏を聴いて自分もやってみたいと思ったから、趣味を持ちたいから、技術が必要になった、誰かのために弾きたいと思った、などきっかけは十人十色だと思います。

そのきっかけと同様、ピアノの演奏も音色も十人十色です。誰かや何かに憧れて真似してみても、まったく同じにはなりません。それこそがピアノの魅力です。しかし、憧れを持つこと、興味を持つこと、目標を持つことも大切です。

私たちの日常は音楽で溢れかえっています。そこで可能な限り、たくさんの音楽に触れてみてください

子供のピアノの発表会を見に行く、街の小さな音楽会を聞きに行く、プロのリサイタルに足を運ぶ、生演奏の聞けるレストランに行ってみる、テレビで流れるBGMに耳を傾ける、などなどたくさんピアノ曲に触れる機会はあります。

ピアノ曲だけでなく、様々な楽器で演奏される、たくさんの種類の音楽に耳を傾けてみてください。その中に、お気に入りや、憧れはすぐ見つかると思います。それを目標とすれば、ピアノを弾く楽しみが増します。
弾けるようになった曲が流れた時には、妙に自信を持ったりします。このような経験がまた、練習のモチベーションを上げる秘訣につながります。

音楽はいろんな意味で心を豊かにしてくれるはずです。ぜひ楽しんでピアノに向かってみてください。

そして、自信を持って、自分なりの自分にしか弾けないピアノを奏でてみてください。