練習方法

ピアノの連弾をするときの練習方法・注意点とオススメの曲

1台のピアノを2人で弾く連弾。先生と一緒に、ときには兄弟と、友達と・・・などなど。一人で弾くときと比べて少し気を使ってしまったり、相手に合わせなくてはいけないため、思うように練習がはかどらなかったりしますよね。

そこで今回は、連弾するときの練習方法や注意点を紹介していきます。オススメの連弾曲も挙げてみましたので、選曲に迷った時はぜひ参考にしてみてくださいね。

ピアノ連弾の練習方法・注意点①:まずは一人で練習!

ピアノ連弾の練習方法・注意点①:まずは一人で練習!

連弾曲とはいえ、いきなり二人で合わせて弾くのは難しいでしょう。まずは個人で練習し、それぞれがある程度すんなり弾けるようにすることが大切です。

その際、必ずテンポを決めて練習すること。あらかじめ話し合ってテンポを明確にし、それに向けて練習を進めてください。こうすることで二人で合わせた時にどちらかが「ついていけない」ということを避けられます。メトロノームに合わせて一人一人が練習し、きちんと弾けるようになったら二人で合わせましょう。

ピアノ連弾の練習方法・注意点②:伴奏とメロディの把握

ピアノ連弾の練習方法・注意点②:伴奏とメロディの把握

連弾はどちらかのパートが伴奏、もう一方がメロディを弾くという形が一般的です。また、それぞれのパートで伴奏とメロディが入れ替わることも多いと思います。

このときに注意したいのが、「自分がどちらのパートを弾いているか」という認識です。ずっと主旋律を弾いていると、どうしても自分主体の弾き方になってしまいがち。例えば無意識のうちに音量が大きくなったり、テンポが速まったり・・・など。そうすると相手が合わせづらいなどの支障が出てしまいますよね。

また、伴奏とメロディが入れ替わった時に、そのままの音量で弾いてしまうこともあると思います。第三者からすると、「あれ?メロディが急に小さくなったな」と聴こえてしまうこともあるかもしれません。このようにバランスが悪くならないように、自分がいまどちらのパートを弾いているのかを把握することが大切です。

具体的には、主旋律のメロディを弾いている時は少し強めに伴奏に移るときは弱く弾くなどすると良いでしょう。曲調によってバランスは変わりますが、意識するとまとまりよく聴こえますよ。

ピアノ連弾の練習方法・注意点③:苦手部分を集中練習

ピアノ連弾の練習方法・注意点③:苦手部分を集中練習

二人で合わせてみて、テンポ通りに弾けると楽しくなりますよね。何度も弾きたくなってしまいますが、苦手部分を集中練習することも大切です。弾いていて少しつまずく部分や、弾きにくいと感じる部分があると思います。そのような部分をお互いに言い合って、その前後の小節のみを部分的に集中練習してみてください。ある程度克服できたら1曲通してもう一度弾いてみる、という流れを繰り返してみると良いでしょう。

このときの練習方法の注意点としては、テンポはある程度落としてもOKということ。
一人でインテンポにして弾きづらい場合は個人の練習が足りないですが、二人で合わせて弾きづらい場合は二人の呼吸やタイミングが合っていないということが多いです。少しテンポを落とし、苦手部分を克服できるよう繰り返し練習してみましょう。

ピアノ連弾の練習方法・注意点④:呼吸を合わせる

ピアノ連弾の練習方法・注意点④:呼吸を合わせる

先にも少し触れましたが、連弾の練習には呼吸を合わせることが大切です。呼吸といってもピアノは鍵盤楽器なので関係ないのでは?と思ってしまいますが、実は大切な練習方法です。

連弾における呼吸を合わせるとはなにかというと、音を出すタイミングやリット、フェルマータの部分のテンポ、長さです。「このくらい伸ばすのが普通だろう」という個人の認識で弾いても、相手はもう少し長いかもしれませんよね。お互いにこのくらいの長さ、タイミングという認識が違うことがあるため、呼吸を合わせることが大切なのです。

具体的な練習方法を以下で見てみましょう。

二人で息を吸うタイミングを合わせる

具体的には目を合わせて「せーのっ」といった感じで弾き始めたり、長さを決めたりすると良いのですが、楽譜も見なくてはならないため、いちいち目を合わせて入られませんよね。そこでオススメなのが呼吸です。「実際に息を吸う」こと。

二人同じタイミングで息を吸うことを意識してみると弾き始めるタイミングが合うと思います。また、リットの部分やフェルマータの長さも、相手との呼吸を合わせることで音も合ってきます。

体をリズムに乗せる

呼吸がわかりづらいという場合は、体を揺らしてリズムを取ってみてください。こうすることで相手や自分がどのくらいのテンポ、長さを考えているのかがわかるはずです。「それは速すぎる」とか「もうちょっと速いほうがいい」とか、お互いに言い合って調整していきましょう。

ピアノ連弾の練習方法・注意点④:曲想を一致させる

ピアノ連弾の練習方法・注意点④:曲想を一致させる

「曲想って?」という人もいると思いますので、簡単に解説します。曲想とは楽曲のテーマや構想のこと。その曲を聴いた時に受ける印象、曲が現すイメージなどのことです。抽象的で難しいですが、要するに曲のイメージです。

この曲のイメージを一致させることで、連弾がうまく練習できるようになりますよ。具体的には、一人は「ここは静かに弾いてここで盛り上げるのがいいだろうな」と思ったとします。しかし、もう一人はその逆を考えていたとしたらどうでしょう?連弾したときにバラバラの音量になってしまいますよね?このようなことを避けるために、曲想を一致させることが大切

そのためにはお互いに話し合うようにしましょう。相手と違う考えの場合は第三者に決めてもらうのも良いかもしれません。しかし、決してどちらかが間違っているという判断はNGです。「このような考え方もあるんだ」と学んでいくことで音楽の幅が広がりますよ。

連弾にオススメの曲3選

発表会やコンクールなどで連弾曲を選ぶことがありますよね。しかし、さまざまな連弾曲があってどれが良いのかわからない!ということもあると思います。そこで、以下で定番と言われる連弾曲を挙げてみました。曲の簡単な解説と練習のポイントも紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

連弾にオススメの曲①:ハンガリー舞曲 第5番

クラシックに詳しくない人でも「この曲か!」と知っている定番曲です。

スローテンポになるところもあり、メリハリが感じられる1曲。そのメリハリを出す練習が大変かもしれませんが、一番の聴かせどころでもあるため、二人で曲想を合わせてみましょう!

「ハンガリー舞曲 第5番」の連弾楽譜はこちら
https://www.print-gakufu.com/score/detail/47714/

連弾にオススメの曲②:ホール・ニュー・ワールド

ディズニー映画「アラジン」のテーマ曲。美しいメロディが特徴の曲で、連弾にするとより深みのある音楽になります。

練習のポイントは、徐々に盛り上げていく感じを出すこと。静かな曲ですが、伴奏パートのベース音をしっかりと響かせてメロディが生きるようにしましょう!

「ホール・ニュー・ワールド」の連弾楽譜はこちら
https://www.print-gakufu.com/score/detail/92263/

連弾にオススメの曲③:情熱大陸

テレビでも使われることの多いバイオリンの有名曲。ラテン系のリズムとタイトルにもあるような情熱的なメロディが特徴です。クラシックピアノではなかなか弾くことのないラテンのリズムは難易度が高いですが、連弾ではノリのいい曲として人気があります。

練習のポイントは一人一人がしっかりと弾けることはもちろん、強弱もそろえて弾くこと。どの部分を切り取ってもかっこよくフォルテで弾きたくなってしまいます。しかし、メインのメロディが引き立つよう、全体の流れを考えてフレーズごとに強弱を意識するとワンランク上の連弾が目指せるでしょう。

「情熱大陸」の連弾楽譜はこちら
https://www.print-gakufu.com/score/detail/134076/