練習方法

ピアノコンクールで入賞する小学生の練習方法! ポイントや注意点を解説します!

ピアノコンクールに出場する理由

お子様がピアノを習い始めて、ピアノが「楽しい。」と感じるようになる頃には、ピアノのレベルも上がっている時期でもあり、また、伸びしろもある時期だと思います。レベルアップのひとつとして、ピアノコンクールへの出場を考えられている保護者もいらっしゃるのないでしょうか?

「うちの子がコンクールなんて!」、「コンクールに出るレベルまで追い付いてない!」と思われがちですが、コンクールの出場は入賞が目的ではなく、「人前での1回のチャンスで完璧に弾けるようになる。」というのが目的だと思えば、コンクールの出場に対してのハードルも下がるのでは?

以前、YAMAHA楽器店での営業の方とお話をさせていただいた機会があり、会話の中で次のようなことをおっしゃっていました。

「学校のテストは時間内であれば、間違えた回答に対し、何度も消しゴムで消して書き直しができる環境ですが、ピアノの本番は、たった1回のチャンスで間違えたら減点され、かつ弾き直しができないので、実はピアノはテストより難しいのです。」

思わず何度もうなずいてしまうほど、納得のいくお話でした。

現在では様々なピアノコンクールが全国、全世界で開催されていますが、本番での間違いに採点の影響が無いコンクールや、弾き直しが認められるコンクールなんてありません。
ピアノコンクールへ出場する=(イコール)ピアノ上達へのステップアップなのです。

  1. 人前での1回のチャンスで完璧に弾く
  2. 常に本番意識での練習と日頃の練習の成果を評価される
  3. 審査員講評から今後の練習につながり、人に聞かせるピアノ演奏が可能となる

もし今後、お子様が「コンクールに出場したい。」と言うようになる、ピアノ講師が「コンクールに出場してみない?」とお話をいただいた際は、保護者の方がお子様の後押しをして、ピアノ上達のステップアップにつなげてください。

何度もコンクールに出場していくうちに、自然とピアノと向き合い、レベルも上達し、入賞も夢では無く、実現すると思います。

どんなピアノコンクールがあるの?

どんなピアノコンクールがあるの?

年間にピアノコンクールの開催は多く、夏休みだけでも何十ものコンクールがございます。

ピアノコンクールの種類や開催地は様々で、地方予選→地方本選→全国大会があるもの、地方限定での予選→本選で完結するもの等、コンクールの形態も様々で、課題曲部門や自由曲部門、連弾部門等、部門も様々です。
お住いの地域にあった無理のないコンクールに決めるのが良いと思います。

地方予選、本選は近所のホールであるので近いし、練習も直前までできるけど、全国大会まで進んでしまうと航空機を使用して、あるいは前泊や後泊が必要になったりするケースや、予選は地方で、本選とアジア大会が続けて開催されるので関東に1週間くらい滞在するケースもあるため、要項記載の形態や、開催地はよく確認され、スケジュールに無理のないコンクールを選ばれると良いと思います。

出場の目的も考えなければいけない課題です。

コンクール常連のお子様達は、本命の秋のコンクールに向けて、夏休みにいくつかの別のコンクールで練習のために同じ曲で出場され、審査員の講評をもとに更に秋の本命コンクールに挑む方、音高・音大受験のための課題曲でたくさんのコンクールに出場される等の出場目的や、逆に出場者全員が何かしらの賞をもらえるコンクール初心者向けのピアノコンクールに毎年出場されて、賞をもらえる=(イコール)自信につながりピアノが楽しくなることが目的、毎年全国大会に出場して入賞はしなくても、毎年東京ディズニーリゾートに行きたい目的のお子様等、こちらも様々な目的がございます。

お子様とよく相談されて、お子様に合ったコンクールを選定、コンクールのレベルや費用感も含めて、ピアノ講師の方と相談されると良いでしょう。

出場するピアノコンクールが決まったら練習開始!

出場するピアノコンクールが決まったら練習開始!

出場するピアノコンクールが決まり、楽譜とCDが揃ったら、あとはコンクールに向けて練習するのみです。
(楽譜は講師によっては〇〇版・〇〇出版発行等、指定される場合もございます。)

全てのピアノ曲に「作曲者」がいらっしゃいます。まずはその作曲者の特徴や、性格などを調べて、曲のイメージを膨らませて練習に挑んでください

ここではあまり難しいことは書きませんが、いわゆる、「モーツァルトはモーツァルトらしく」、「ベートーヴェンはベートーヴェンらしく」という奥深い内容ですが、審査員の採点では重要得点を占めています。

また、他の演奏者のCDやYouTube動画等も参考にされ、コンクール本番直前までイヤホンで聴くくらい、曲の流れや音の表現等を参考にされ、譜面どおり(音の長さ、強弱、テンポ、記号等)にきっちり弾けるようになり、表現力を加えていくことが、一番の近道にも思えますが、個人差もありますので、そのあたりも講師と相談しながら進めていくと良いと思います。

そして、日々の練習が保護者の方にとっては一番の悩みでもあると思います。
お子様が小学生の場合は、親子一緒に二人三脚での練習をした方がよいでしょう。

集中力や講師に出された宿題などの理解力が完全ではないため、親子で一心同体での練習をし、途中休憩も入れながら、一緒に学ぶ感覚で練習をすることや、日々の練習の目標(〇〇のところまでスラスラ弾けるまで練習する、毎日〇回弾く、右手の〇番の指が強く弾きすぎるので気を付ける)等を一緒に決めるとよいでしょう。

こうした練習を日々続けると、講師レッスン日の際に練習した成果が間違いなく講師に伝わり、講師も力を入れて指導をしていただけると思います。
そしてまた指導いただいたことを親子一緒に試してみる・・という繰り返しです。

この繰り返しと、コンクール出場回数を増やした結果、全国大会への出場や入賞につながります。

(補足)

中学生以降は、親子でぶつかり合ったり、自分なりの個性も出てくるので、ある程度、お子様に任せた練習とし、遠くから見守ってあげることが大切なので、あまりテコ入れされない方が良いと思います。

さいごに

お子様と一緒に楽しいと思えるピアノ、上手になりたいと思うピアノを目指して、二人三脚で上達していきましょう。