練習方法

ペダルを使って初心者でも上手く聴こえる方法!

ピアノが弾けるようになってくると、ペダルを使った曲にも遭遇するでしょう。

ペダルを使うときれいな響きを持たせることができ、演奏の幅が広がりますよね。

しかし、初心者にとってペダルの使い方はすんなり覚えられないことが多いと言われています。間違った使い方をしてしまうと音が濁るなどの影響が出てきますので、自己流ではなく正しい使い方を頭に入れておくのがおすすめです。

今回は、初心者でも上手く聴こえるペダルの使い方やコツのほか、ペダルの役割などを紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

そもそもペダルとは?ペダルの名前・役割を紹介

そもそもペダルとは?ペダルの名前・役割を紹介

ペダルの使い方を見ていく前に、ペダルの名前や役割についてを理解すると良いでしょう。

ペダルと一口に言っても種類があり、それぞれの役割が異なります。ペダルの種類はピアノの種類にも関係してくるため、グランドピアノ、アップライトピアノに分けて紹介します。

グランドピアノには、向かって右から「ダンパーペダル」・「ソステヌートペダル」・「シフトペダル」があります。

アップライトピアノには、向かって右から「ダンパーペダル」・「マフラーペダル」・「ソフトペダル」となっています。(ただし、製品によっては2つしかついていないものもあります。)

グランドピアノ&アップライトピアノ共通の「ダンパーペダル」

上記を比べるとわかると思いますが、グランドピアノとアップライトピアノにはどちらも「ダンパーペダル」がついていますね。

「ダンパーペダル」は音を伸ばすペダルで、ピアノを弾く際の「ペダル」というとこの「ダンパーペダル」を指すことがほとんどです。(まれにラウドペダルとも呼ばれることもあります。)

グランドピアノの「ソステヌートペダル」と「シフトペダル」

グランドピアノの真ん中の「ソステヌートペダル」は、1音だけを伸ばす働きがあります。ダンパーペダルのように全ての音が拡散しないため、伸ばした音の上にパラパラとした音を並べることが可能です。

グランドピアノの左の「シフトペダル」は、音量が小さくなる働きがあります。後述するソフトペダルとも同じ役割ですが、グランドピアノの場合はハンマーが右にずれることで叩かれる弦の数が少なくなり、音が小さくなるという仕組みです。

アップライトピアノの「マフラーペダル」と「ソフトペダル」

アップライトピアノの真ん中の「マフラーペダル」はミュートペダルとも呼ばれるペダルで、消音効果があるのが特徴です。

音が小さくなる仕組は、マフラーペダルを踏むとハンマーと弦の間にフェルトが入り、音がかなり小さくなるというもの。一般的な楽譜での指定はなく、ほぼ使う曲はありませんが、夜間などで音を大きくしたくないときなどに役立ちます。

アップライトピアノの左の「ソフトペダル」は弱音ペダルとも呼ばれるペダルで、音量が小さくなるのが特徴です。

グランドピアノの仕組みとは異なり、ソフトペダルを踏むとハンマーが弦の位置に近づきます。内部の動きだけでなく、鍵盤を押したときに浅くなります。そのため、鍵盤を押したときに硬く感じるかもしれません。

「ダンパーペダル」の基本的な使い方

「ダンパーペダル」の基本的な使い方

「ダンパーペダル」、つまりペダルは音を伸ばす役割があります。

ここではペダルを使う流れとペダルの踏み方を見てみましょう。

ペダルを使う流れ

基本的な流れはこちら。

  1. 鍵盤を押して音を出し、伸ばしたままにする。
  2. その間にペダルを踏み、鍵盤を離す。
  3. ペダルを離すと音が切れる。

という感じです。

簡単に説明すると「鍵盤を押す→ペダルを踏む」という流れ。鍵盤を離したあとにペダルを踏んでも音は伸びませんので、踏むタイミングが大切ということです。

ペダルの踏み方

ペダルを踏むタイミングも大切ですが、ペダルの踏み方も重要なポイントです。

踏むときの大勢は、右足のかかとを床につけ、かかとを軸にして足先を上下に動かします。かかとが浮いてしまうと安定性が悪くなり、弾く姿勢も崩れてしまうため、注意しましょう。

踏み込む際のコツは、親指と人差し指の付け根から少し内側になる部分を使うこと。また、ペダルの手前3分の1くらいを踏むようにしましょう。ペダルの根元はある程度見えるくらいにするのが適切とされています。

そして、ペダルを下までしっかり踏み込み、離す際は一気に離すこと。ペダルの戻りが遅いと音が濁る原因になるため、注意しましょう。

(ハーフペダルというペダルを半分まで踏み込み、音をある程度拡散させてメロディも引き立てるという方法もありますが、上級者向けのテクニックのため割愛します。)

ペダルの練習方法

先にも示したように、「鍵盤を押す→ペダルを踏む」という流れが基本となります。この流れを理解し、体に覚えさせるようにしましょう。

効率的な練習方法としては耳でしっかりと音を聴くことも大切。どの音が伸びているか、和音が濁っていないかなどに注意してみてください。

伸びているはずの音が鳴っていなければペダルを踏むのが遅れています。また、音が濁る(伸びないはずの音が鳴っている)場合はペダルを踏むのが早すぎます。

このように、なんとなくペダルを踏むのではなく、音に注目するとペダルを正しく踏めているかが判断できますよ。

ペダルを使ったクラシックの楽譜を用意し、譜面通り弾いてみるのもアリです。ただし、練習する際はテンポをかなり落とし、ペダルを踏むタイミングをつかみましょう。

1小節、もしくは2小節くらいずつゆっくりと弾き、上記で説明したように自分で鳴らした音を確認するのがおすすめです。

【ポップス曲】ペダルの使い方

【ポップス曲】ペダルの使い方

クラシックの譜面ではペダルを踏むときの記号、離すときの記号が出てくるため、そのタイミングで使えばOKということはわかりますよね。

しかし、ポップス系の譜面などではペダルの指示を譜面に書き記すことはまずありません。そのため、ペダルを使うかどうかは奏者に任されています。

ペダルを使わずに弾いても問題ありませんが、どうしても指が届かない、和音を響かせたいという場合はペダルを使いましょう。

ポップス曲でのペダルの使い方は、基本的にコードが変わったときには踏み変えをします。

右手で弾くメロディーが濁るのはさほど気になりませんが、異なるコードが重なって伸びると違和感が出てきます。そのため、コードごとに踏み変えをするのが一般的です。

具体的には1小節ごとにコードが違う場合は1小節ごとにペダルを踏み変え、2拍ずつコードが違う場合は2拍ずつペダルを踏み変えます。

1拍ずつなら同じように1拍ずつ踏み変えるため、少し忙しくなるかもしれません。目まぐるしくコードが変わる曲もあるため、その場合はそもそもペダルを使わないほうが良い場合もあります。

音をしっかりと聴こう!

ペダルの仕組みや使い方などを紹介してきましたが、いかがでしたか?

ピアノ初心者の場合はペダルでつまづくことが多いとされますが、コツをつかめば無意識のうちにい上手にペダルが使えるようになります。

まずは鍵盤を押す、ペダルを踏むという順番を理解し、さまざまな曲で練習してみましょう。その際に、必ず自分で出した音が濁っていないか、伸ばしたい音が出ているかをしっかりと聴くようにしてください。

繰り返し練習することで体に覚えさせることができますので、ぜひ諦めずにチャレンジしてみてくださいね!