練習方法

ピアノを練習してもなかなか上手くならない理由5つと対策

いくらピアノを練習しても上達を実感できない人、いませんか?

もちろん少し練習しただけでは上手くはなりませんが、「毎日練習しているのに…」とか「諦めずに同じ曲を練習しているのに…」と思っている人もいると思います。せっかく上手くなろうと練習してるのだから、どうせなら「上手くなった!」と感じられた方がいいですよね。

あなたが今しているピアノの練習、もしかしたら少し視点を変えたり工夫を加えたりしたらもっと質の良いものに変わるかもしれません!今回はピアノを練習してもなかなか上手くならない理由5つと対策を紹介します。

上手くならない5つの理由

理由1:譜面通りに弾いていない

理由1:譜面通りに弾いていない

「こんな感じ!」と”なんとなく”で弾いてはいませんか?譜面に記されたもの通りに弾けていますか?

譜面には上手く弾けるようになるためのエッセンスがたくさん転がっています。もちろん、練習曲のような簡単な曲でも、音符だらけで譜面が真っ黒に見える難しそうな曲でも同じです。ただしエッセンスを回収するためには、完璧に弾かないことには意味がありません。テンポ、強弱、音を伸ばす長さ、休符の長さなど、譜面には様々な情報が載っています。これらを守って完璧に弾くことで、相当実力が身につきます

指番号も意外に大切だったりするんですよ。音符にふられている数字は指番号です。これは適当に振られた番号ではありません。きちんと音楽を勉強した作曲者が、プレーヤーが弾きやすいように決めた番号なんです。指番号を無視してしまうと途中で詰まったり指がからってしまう曲もあります。作曲者のメッセージを読み取り、楽譜に忠実に弾くようにしましょう。

理由2:頭の中で曲をイメージできていない

理由2:頭の中で曲をイメージできていない

楽譜を見るだけで頭の中で曲が再生される人は少ないと思います。だからといって曲をイメージせずに取り掛かるのは絶対にNGです。必ず曲を聞いて頭の中でこれから弾く曲をイメージしましょう。曲を少しでも聞いて、曲を知ることは意外と上達への近道だったりしますよ。

CDのレンタル・購入などをして一度曲を聞いてみましょう。ポップスなどの場合、譜面通りにアレンジされた音源を手に入れるのは難しいかもしれません。その場合は原曲を聞くだけでも良いと思います。聞くと聞かないとでは大違いです。自分がこれから弾く曲のイメージが湧く以外にも、楽譜を見ただけでは分からなかったリズムやニュアンスがわかることがあります。

YouTubeなどの動画サイトを参考にするのもいいかもしれません。楽曲によっては、音だけでなく実際にピアノを弾いてる様子の映った動画が上がっていることもあります。視覚と聴覚を同時に刺激して、効率よくレベルアップしていきましょう。

理由3:基本をおろそかにしている

ピアノに限らず、どんなことにも基本・基礎力というものが大切になりますよね。基礎があってこその応用です。基本がなっていないのにいきなり難しい曲を弾くのはやめましょう。「難しすぎて歯が立たない」状況、「どこをどう弾けばいいのかもわからない」状況は時間の無駄になってしまいます。

難しい曲に取り組む中で、徐々に力をつけるのもひとつ手かもしれません。しかし、たとえそれで曲を弾けるようになったとしても基礎がなければ意味がありません。せっかく練習しても”その曲を弾くためだけの力”になってしまいます。こんなのもったいないです!基礎練習に向き合い技術を磨くとともに、自分のレベルに合った曲に取り組むようにしましょう。

理由4:一気に一曲を弾きあげようとする

曲の中についつい何となく弾いちゃう得意なフレーズと、できれば弾きたくないフレーズがあると思います。曲の完成が見えてくると、苦手なフレーズには蓋をして一気に一曲弾こうとしてしまいますよね。得意なフレーズは意味もなくすごい速いテンポで弾いちゃったりします。その気持ち、よくわかりますがピアノを上手くなる上ではよくないことです。

苦手な部分はきちんとそこだけにフォーカスを当てて、部分練習をしましょう。まずは焦らずテンポを落として。一音一音確認するようにゆっくりなテンポから始めます。徐々にテンポを上げていきます。指番号が合っているかなど、ゆっくり弾いていてもテンポ以外は譜面に書かれた指示通りにできているか確かめながら弾きましょう。

また、苦手なフレーズは片手ずつ練習するのも良いでしょう。右手オッケー、左手オッケー、じゃあ両手で、と段階を踏むと意外と難しくないフレーズだったりしますよ。この場合も焦っていい加減なテンポで弾くのではなく、ゆっくりゆっくり練習しましょうね。

理由5:自分の曲を聞かない

理由5:自分の曲を聞かない

ピアノのレッスンに通い先生に練習をみてもらう場合、その場でプロからアドバイスをもらうことができますが、レッスンに通っていない人や、通っていてもレッスンのない日はアドバイスをもらうことができません。そういう場合、自分が先生になるしかありません。そのためにはまず、自分の音に向き合いましょう

一番良い方法はやはり、一度演奏を録音することだと思います。わざわざ録音して自分の曲を聞くのはなあという人や、なんとなく照れ臭い人もいると思いますが、これもピアノを上手くなる近道ですよ。

あくまで自分用ですから録音機器の音質にこだわる必要はありません。スマートフォンでの録音で十分です。きちんと自分の音に向き合うことで、客観的に自分のレベルを把握することができます。また、音源と聞き比べることもできるので、自分の演奏の問題点も見えてきますよ。

上手くならない練習への対策

次は、理由の項目で書ききれなかったいくつかの対策をご紹介します。

対策1:教本を活用する

対策1:教本を活用する

やはり、教本を使って練習するのは避けては通れない道です。ピアノ用の教本は初級者用から上級者用、ピンからキリと数千種類あるとも言われています。自分のレベルに合ったものであればどれでも構いません。一冊好きなものを選んで最初から最後までやり抜きましょう

「ハノン」「ブルグミュラー」などは定番の教本なので書店での扱いも多いと思います。曲数なども様々なので、できるだけ自分の目で内容を確かめてから買いましょう。

教本を練習するのは、理由3の「基礎を飛ばしている」の対策に繋がります。どんな難易度のものでも、一冊まるまるやりきる・完璧に弾けるようになるというのはかなり力がつきます。教本の一曲一曲にはピアノを上手くなるためのヒントが隠されています。教本に載っている練習用の曲であっても適当に作られたものはありません。教本を活用して基礎力を固めましょう

対策2:部分練習をおこなう

対策2:部分練習をおこなう

「理由4:一気に一曲を弾きあげようとする」、でも記述しましたが、苦手なフレーズを弾けるようになるには部分練習が効果的です。

闇雲にテンポを落としだんだんと元のテンポに戻す…という練習では効率が悪いです。必ずメトロノームを使いましょう。三角形の機械式メトロノームでも電子メトロノームでも、目盛りや数値でテンポを把握することができます。なので、今の自分のレベルがわかりやすくなります。また、いつまでにこのテンポで弾けるようにしよう、などと決めやすくもなるのでモチベーションを保つことも可能です。

苦手なフレーズをクリアすることも上達への一歩につながります。あきらめずに踏ん張りましょう!

いかがでしたか?今回は「ピアノを練習してもなかなか上手くならない理由5つと対策」を紹介しました。これらが少しでも皆さまの役に立てば嬉しいです。