練習方法

一曲最後まで間違えずに弾けない!そんな時は?

何度も練習しているのにいつも途中で間違えたり止まってしまって最後までスムーズに弾ききることができず困っているという方はいらっしゃいませんか?

一曲を最後まで弾けず途中で間違えてしまう場合には、単純に技術が足りていなくて弾けないという場合と集中力が足りていなくて弾けないという場合とがあります。

練習の時はともかく、発表会など人前で演奏するときには途中で止まるなんてことは絶対にあってはならないことです。

ピアノ経験者の方は「間違えてもとにかく止まらずに弾き続けなさい」と言われたことがあるのではないでしょうか。

今回は一曲を最後まで完璧に弾くためのコツをお伝えします。

弾けない原因によって効果的な練習法は違いますのであなたに合った方法で練習してくださいね。

まずは原因を見つける

まずはあなたが練習している曲を最後まで弾けない原因がわからないと対策のしようがありませんよね。今一度自分の演奏や今までの練習を振り返ってみてください。

  • しっかりと譜読みはできていますか?
  • いつも両手での練習ばかりしていませんか?
  • いつも曲の初めから最後までを通し弾きしていませんか?

もしこのような練習をしている方は一度片手ずつ練習してみてください。

ある程度弾けるようになったのに今さら片手練習?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、片手練習はどんなに上達してもとても大切なものなのです。

片手ずつゆっくりとしたテンポで弾いてみれば間違って覚えてしまっていないかも確認することができます。

よく間違えて弾いてしまうところや止まってしまうところは短く区切って繰り返し練習してください。

重点的な反復練習でスムーズに弾けるようになれば前後のフレーズとつなげて少しずつ長くしていってくださいね。

いつも同じところでつまずくのに初めから最後までの通し弾きばかりでは、初めのほうばかり何度も弾くことになってしまってその部分ばかりが上達し、後半にはなかなかたどり着かないのでいつまでたっても練習できなくて時間の無駄になってしまい効率的ではありません。

無理のないテンポで弾く

スムーズに弾けない箇所があるのに楽譜の指定通りのテンポで無理して弾いていませんか?

もちろん最終的には楽譜通りに指定のテンポで弾けるようにならないといけませんが、練習の時点で初めからその通りに弾く必要はありません

一番難しいところを無理なく弾けるテンポに全体を合わせて、一曲を通して同じテンポで弾いてください。

一曲の中でテンポが速くなったり遅くなったりしてしまうとリズムがとりにくくなって余計に難しく感じてしまいますし、下手に聞こえてしまいます。

録画して客観的に確認する

これまでの練習を思い返してみてもいまいち原因がわからないという方には、一度自分の演奏を録画して確認してみるチェック方法がおすすめです。

手や指の動きがスムーズではなかったり、無理のある指番号で弾いてしまっていたりするのが最後までスムーズに弾けない原因である場合があります。

手の動きを確認するためには鍵盤を真上から映すことができるアングルで録画しましょう。

独学で練習している場合や人前で演奏する機会がないという方は客観的に見てもらう機会がなかなかないので、録画して確認するのはとくに効果的です。

今はスマホなどでも手軽に動画を撮影することができますのでぜひ音だけの録音ではなく映像で録画して確認してください。

弾けない日は練習をやめる

同じ曲をずっと練習しているとドツボにはまってしまって本当なら弾けていた部分まで弾けなくなってしまうということがあります。

そんな時は指が疲れてしまっていますし集中力も切れてしまっているので潔く練習をやめてしまってもいいです。

無理に練習を続けてもどんどん弾けなくなってしまったらモチベーションが下がって「自分にピアノは無理だったのではないか…」「もう上達するのは無理なのではないか…」とどんどんネガティブな気持ちになっていってしまいます。

そのままピアノを弾くこと自体を嫌いになってしまったらもったいないですし、せっかくこれまで頑張って練習してきたのに無駄になってしまうのでたまには自分を甘やかしてしまうのも有効な練習方法なのです。

暗譜する

曲の途中で間違ったり止まってしまったりする原因のひとつに、楽譜をたどるのに一生懸命になってしまって手元がおろそかになってしまっているという場合があります。

そのような場合には楽譜をすべて覚えてしまうという手段が効果的です。

そうすれば目線を楽譜と手元で何度も往復して、いつの間にかどこを弾いているのかわからなくなってしまうということもなくなりますよね。

暗譜をするときにはまずは繰り返しなど曲の流れと音符を確実に覚えます。

一度間違えて覚えてしまうと後から修正するのは大変なのでシャープやフラットなどの付属記号も忘れずに覚えるようにしましょう。

曲の流れと音符を確実に覚えることができたら次は強弱や表現の部分を覚えます。
音符の長さや間の取り方なども細かく注意して覚えてくださいね。

ここまでができたら楽譜を全く見ずに演奏してみてください。

覚えたはずでも覚えられていないところがあったりあやふやな部分があれば、思い出すのではなくもう一度楽譜をみてしっかりと確認してください。

完璧に弾けるようになったと感じたら演奏を録画して確認してみてくださいね。

発表会などで演奏する機会がある場合には暗譜はどうしても必要になってきますが、そうでない場合でもスムーズな演奏には効果的なので暗譜しておいて損はありませんよ。

途中で疲れて指が動かなくなる

ピアノを始めて間もないうちは指が十分に鍛えられていないので、長い曲では後半で疲れてしまって指がまわらなくなってしまうということもあります。

そんな場合には指の筋力を鍛える必要があります

指のトレーニングのための器具を使ったり、ちょっとした空き時間にも指を動かすなどして鍛えましょう。

指のトレーニングはピアノがなくてもできるものが多いので平日の遅い時間しか時間が取れなくて音が出るピアノは弾けないという方や、まとまった練習時間の確保が難しいという方にもおすすめです。

筋力アップのためだけではなく指のストレッチにもなりますのである程度上達してからもピアノを弾く前の準備運動として続けてくださいね。

実はコンクールに出るような上級者やプロのピアニストの方でも演奏の直前まで指を動かしているという方は多いのです。

他にも普段の練習ではスムーズに弾けているのにいざ録画しようとしたり人前で演奏しようとすると上手く弾けないという方もいます。

これはほとんどが慣れない緊張が原因ですので友達や家族などまわりの人に聴いてもらったり、音楽仲間を作って演奏する機会を増やして場数を踏んで慣れていくしかありません。

練習不足で弾けないのは当たり前なのでもっと練習するしかありませんが、練習しているのになかなか最後まで弾けるようにならない場合には必ず原因があります

一曲を最後まで弾けると達成感と満足感がありますし、次への自信にもつながります。

大人になってからは忙しくて練習時間を確保するだけでもなかなか大変なので、貴重な練習時間にいつまでも効率の悪い無駄な練習を続けてしまうことがないよう、しっかりと原因を究明して自分に合った練習をしてくださいね。