練習方法

グリッサンド奏法とは?グリッサンドの方法やコツをご紹介

グリッサンドとは「滑る」という意味です。

グリッサンド奏法とは音をひとつずつ区切るのではなく、鍵盤を滑らせるように流れるように弾いて音高を上げ下げする演奏技法のことをいいます。

ただ鍵盤をなでているだけのように見えるので簡単だと思っている方がいるかもしれませんが意外と難しく、私も初めのうちは指や爪が痛くなったり、途中でひっかかって滑らかに弾けなかったりと苦戦しました。

普段なかなか曲中に出てくる技法ではありませんが、グリッサンドが滑らかにきれいに弾けると一気に音に表情が出て上級者のように弾くことができます。

コツが必要でなかなか難しくすぐにはマスターできませんが、ステップアップのためには身につけておきたい技法ですね。

グリッサンド奏法の弾き方

グリッサンド奏法では低い音から高い音へと上げていく場合と高い音から低い音へと下げていく場合で弾き方が違います。

まずは低い音から高い音へ上げていく方法ですが、手のひらを上にして鍵盤に親指以外の4本の指を当てます。そしてそれぞれの指に均等に力をかけながら鍵盤をなでるように弾きます。

反対に高い音から低い音へ下げていく方法は親指以外の4本の指を丸めて爪の先を鍵盤に当てて滑らせます。

グリッサンド奏法の最も難しいところは指に均等に力をかけるということでしょう。力は強すぎても弱すぎても音が鳴らなかったり鍵盤に指がひっかかったりしてしまってスムーズにできないのです。

グリッサンド奏法はスピードを一定にしなければいけないのでその点も難しいです。指を滑らせるスピードをしっかりとコントロールしないと曲の雰囲気も台無しにしてしまうので注意が必要です。

グリッサンド奏法のコツ

グリッサンド奏法のコツ

グリッサンド奏法にはいくつかのコツがあります。まず一つ目は指ではなく爪を使って弾くことです。

ピアノを習ったことがある方や独学で学習している方の中には「ピアノは指の腹で弾きましょう」と習ったことがあるかたが多いのではないでしょうか。

指の腹で弾くのはピアノを演奏するうえでは当たり前のことなのですが、グリッサンドの場合は爪を使ったほうが上手く弾けます。

もちろん指の腹でも弾けますがすぐに指が痛くなって練習どころではなくなってしまったという声をよく聞きます。

一度指が痛くなってしまうとグリッサンドどころか普通にピアノを弾くことも難しくなってしまいますし、日常生活でも支障が出てしまう場合もあるので注意が必要です。

グリッサンド奏法を練習する際には手の角度にも注目してみてください。さあグリッサンドするぞ!と力が入ってしまって手首の角度が深くなっていませんか?

浅めの角度でやさしくなでるようにするときれいな音を出すことができます。

低い音から高い音へ上げていくときには手のひらを裏返して指はまっすぐに伸ばして鍵盤に当てて弾き、高い音から低い音へ下げていくときには手のひらは普通にピアノを弾くときと同じ向きで指を丸めて爪を鍵盤に当てて弾くと上手く弾けるのでおすすめです。

グリッサンド奏法が使われている曲

ピアノの発表会でもよく演奏される「エチュード・アレグロ」という曲は最後のグリッサンドがとても印象的です。テンポが速く難しく感じますが初中級者レベルから中級者レベルなので実はそれほどむずかしくありません。

モーツァルトの「バターつきパン」はなんとこのグリッサンドだけでメロディーを弾くことができます。

グリッサンド奏法をマスターすれば一気に上級者向けの曲が弾けるようになりますし、ジャズなど迫力や雰囲気があるアレンジ曲もかっこよく弾きこなすことができるようになります。

自分でアレンジするときや曲をフェードアウトさせるときにも使えますし、とにかくかっこよく上手く聞こえるのでぜひ練習してマスターしてくださいね。